ガラスを変えると部屋が明るくなった

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私は今年で16歳になります。住んでいるのは静岡県で、うちの庭に出ると何となく「潮の香」が感じられるような距離に海があり、耳をすませばこちらもどことなく「波の音」が聞こえてきます。
思い返せばまだ幼稚園に通っていたころは、だいたいお昼過ぎには自宅に帰ってきていたので、この遠く聞こえる波の音を子守唄代わりにお昼寝をしていたものです。

と、こんな風にうちの家は海にほど近い環境に立っているのですが、長年潮風に吹かれ続けた影響なのか、家屋の各所に色々とガタがきている模様です。
例えば私の部屋のガラス窓は、枠が少し錆び始めていますし、ガラス自体も風にガタガタと音を立ててうるさく鳴るような始末です。冬は隙間風が窓から吹き込んで寒いですし、これでは体を壊してしまいます。

そこで私は、「女の子が体冷えちゃまずいよ?」と、昔から私に甘い父にお願いをして、窓ガラスを新しいものに変えてもらうことにしました。父から聞いた、業者さんとの打ち合わせ内容では、今はすりガラスになっている窓をちゃんと外が見えるように透明のガラスに代えられるそうで、これもついでにお願いすることにしたのです。

そして数日が経ち、私の部屋の窓ガラスは風が吹いてもガタガタ鳴らない、隙間風も入らない素敵な新品のものへと交換されました。すりガラスから透明ガラスになったことで、部屋から外の景色も見えるようになりましたし、ついでに太陽の光もたくさん入るようになり、部屋が明るくなったのです。
この「部屋が明るくなる」ことは正直考えてもいなかったので、私にとっては嬉しい誤算でした。父にもたっぷりとお礼を言いましたし、私は自分の部屋について、今非常に満足しているのです。