業者も絶句した我が家の古いガラス窓たち

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祖父曰く、僕の家は江戸時代から続く由緒正しい家柄だそうです。「ご先祖様は岩だらけの荒地だったこの地域を、民衆の先頭に立って開墾し、現代へと続く礎を築いた」とのことで、何でも我が家の庭に建っている古い蔵には、その時のことを記録した巻物が残っていたのだとか。ただ、あまりに古くからの伝承でしかなく、実際に蔵の中からは祖父の言うような資料は見つかっていませんので、僕としては「眉唾な話かなぁ」と思っています。

ただ、先に挙げたような話が出てくるくらい、我が家が古い家系であるのは確かなようです。僕たち一家が住んでいるこの家も、築100年を越えている古民家ですし、現在でもこの地域のお祭りなどに顔役として父が参加しています。

ただ、僕としては家柄がある程度以上由緒正しいのはいいのですが、家屋があまりに古いのは勘弁してほしいところです。先日、あまりの傷みっぷりに家全体のガラスを一気に交換したのですが、担当してくれたガラス業者さんが「ここまで年代物のガラスはあまり見ないですね」とちょっと絶句してたくらいです。
この時に行った家屋のガラス窓一斉交換で、冬はこれまでよりも寒さがマシになるだろうとのことですが、たとえ窓がよくなっても、家自体にある隙間からの風はおさまらないのではないかしらと思ってしまう僕なのでした。
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