風でガラス窓ががたがた・・・防音ガラスにしよっかな?

soundproofing_glass
人間は五感に頼って生活しています。普段は視覚のみが際立っていて、ほかの感覚器官を意識することはあまりないのですが、不快感を伴う場合のみ、そうした機能が健全であると思い知らされるのは、なんとも皮肉な話だと思います。
たとえば電車で移動しているとき、となりに香水の匂いがキツイおばさんが座ると、自分の嗅覚を認識する不快感が生じます。同じように、たとえばガムをくちゃくちゃと噛み続ける人がそばにいると、今度は聴覚を認識させられる不快感が生じます。実はわたしは特にこの「音」に対する不快感が耐えられないのです。一度気になりだすと耳を塞いでもわずかに聞こえる「騒音」が気になって仕方がなくなるのです。

ひとり暮らしの自宅の窓ガラスのサッシがガタガタが鳴っていることに気が付いたのは、先週の日曜日の深夜のことです。彼氏が家に遊びにきていて、一緒に夕飯を食べたあとまったりしていたのですが、そのときふと、その「騒音」が聞こえてきました。おそらくそれまでもその窓ガラスのサッシは、風が吹くたびにガタガタと音をたてていたのでしょうけれど、それまでは気にもしていませんでした。しかし因果なもので、一度気になりだした騒音は耐えがたく、なんとかサッシのガタつきを抑えようと四苦八苦するわたしを見て、彼氏が「そんなに気になるのなら防音ガラスにでもしたら?」と言ってきたのです。

聞けば防音ガラスというのは、もちろん外部からの騒音を入れない、また内部の騒音を出さないという性質に特化した窓ガラスなのですが、窓そのものもとより、サッシの気密性も高いというのです。当然ガタつきも少なくなると判断したわたしは、貯金をはたいて防音ガラスに交換しました。
するとどうでしょう、ガタつきはもちろん、部屋がまるで別の家のように静かになったのです。それまでいかに外から騒音が入ってきていたかを思い知りました。今は防音された快適な暮らしに満足しています。